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論文

多重極電磁石を用いた均一ビーム照射のためのビームプロファイルの改良に関する研究

百合 庸介; 奥村 進; 湯山 貴裕; 上松 敬; 宮脇 信正; 石堀 郁夫; 石坂 知久

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.607 - 609, 2007/00

高崎量子応用研究所TIARAのサイクロトロン施設では、多重極電磁石を用いたイオンビーム均一照射システムを開発中である。多重極電磁石がつくる非線形集束力を用いてビーム強度分布を均一化するには初期のビーム分布がガウス分布である必要があるが、実際にサイクロトロンから引き出されたビームの分布はガウス分布ではなく非対称である。そこで、TIARAのサイクロトロンから引き出された非対称なビーム形状を散乱体を用いてガウス分布に近づける実験を行った。輸送系のある場所に設置した薄膜にビームを透過させ、多重散乱によるプロファイルの変化をプロファイルモニタ等で計測し、分布がガウス関数型に近づくことを確認し、その度合いが散乱体からプロファイルモニタまでのベータトロン振動の位相に依存することがわかった。また、薄膜散乱によるエミッタンスの増大の影響をQスキャン法を用いて計測した。

論文

ERL型大強度$$gamma$$線源による放射性廃棄物中の核種検出

菊澤 信宏; 羽島 良一; 早川 岳人; 峰原 英介

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.577 - 579, 2007/00

われわれはERL型加速器を利用した大強度の準単色$$gamma$$線発生装置による放射性同位元素の同定法を提案し、放射性廃棄物の処理処分への応用の可能性について研究している。この応用可能性の評価を行うために、GEANT4をベースにして光核反応を計算できるシミュレーションコードを開発し、核種検出について計算を行った。ERLを利用した大強度$$gamma$$線源と、核種検出シミュレーションの結果について議論する。

論文

Status of J-PARC ring RF systems

Schnase, A.; 野村 昌弘; 田村 文彦; 山本 昌亘; 芳賀 浩一; 長谷川 豪志; 吉井 正人*; 大森 千広*; 原 圭吾*; 戸田 信*; et al.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.212 - 214, 2007/00

We present the Status of the J-PARC RF systems of the Rapid Cycling Synchrotron (RCS) and the 50 GeV Main-ring (MR). The RCS RF systems are prepared for beam commissioning scheduled in September 2007. The 10 cavities, amplifiers and power supplies are installed in the RCS tunnel. The cavities are loaded with improved uncut cores. The parallel inductor for Q=2 was successfully tested and installed in all systems. The long-term performance and reliability of each of the 180 cores was checked for at least 300 hours. One set of cores performed a 1000-hour power test. We operate the cavities in the tunnel together with the LLRF system to check the interoperability and prepare for 25 Hz RCS operation. Some issue related to noise and grounding was solved. Unwanted resonances of the tube amplifier in the RCS frequency range were analyzed and removed. For the MR RF systems, we have decided to employ the diamond polishing technique for cut-core production. The long run high power tests with cut-core loaded cavities are ongoing. We prepare for installation start to MR in September 2007.

論文

AVFサイクロトロンにおけるビーム位相幅計測用メインプローブの開発

宮脇 信正; 奥村 進; 倉島 俊; 柏木 啓次; 吉田 健一; 百合 庸介; 湯山 貴裕; 石堀 郁夫; 上松 敬; 石坂 知久; et al.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.604 - 606, 2007/00

原子力機構AVFサイクロトロンでは、フラットトップ加速によるビームエネルギー幅の縮小化のため、中心領域の位相スリットを用いたビーム位相幅の制御を行っている。サイクロトロン内部でのビーム位相幅の計測を行うため、ビーム電流計測に用いるメインプローブのディファレンシャルヘッドに、プラスチックシンチレータを取り付けたプローブを開発した。実ビームでの測定の結果、位相スリット位置とビーム位相の相関関係が明確に認められた。このプローブを用いたサイクロトロン内部でのビーム位相幅は約10.2rf度(FWHM)であったが、サイクロトロンから取り出されたビーム位相幅は約4.3rf度(FWHM)であり、取り出し機器がビーム位相幅に影響を及ぼすことが確認できた。

論文

RFQ線形加速器空洞内ビーム引き出しのための高周波特性測定

柏木 啓次; 岡村 昌宏*; 田村 潤*; 高野 淳平*

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.739 - 741, 2007/00

直接プラズマ入射法(DPIS)は、レーザープラズマからビームをRFQ線形加速器空洞端部で引き出して入射し、高強度の重イオンビームを生成するためのビーム入射方法である。筆者はビーム加速実験の解析により、ビームを引き出す位置である空洞端部から加速器の収束力が働く電極部までの空間をビームが進行する間にビームが広がることによって、RFQ線形加速器のアクセプタンスとビームのエミッタンスのマッチングが悪化し、加速ビーム電流の低下を引き起こすことを明らかにした。この問題を解決するために、ビーム引き出しをRFQ空洞内部の加速電極先端部で行うことを考案した。この方法では、ビームは引き出された直後にRFQ線形加速器の四重極収束電場に捕獲されるが、加速器空洞内にイオン源のビーム引き出し電極が存在することが、空洞の高周波特性に影響することが懸念される。このため、共振周波数とQ値をネットワークアナライザーで測定した。その結果、影響は無視できる程に小さく、加速器空洞内にビーム引き出し電極を設置できることが明らかになった。

論文

DC光陰極電子銃のためのエミッタンス補償用ソレノイド

永井 良治; 羽島 良一; 西森 信行; 飯島 北斗; 沢村 勝; 菊澤 信宏; 峰原 英介

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.673 - 675, 2007/00

原子力機構ではERLのための電子源としてDC光陰極電子銃の開発を行っている。DC光陰極電子銃では電子ビームが陰極を出た直後に空間電荷力によりスライスごとの位相空間分布に差が生じてしまいエミッタンスが大きくなってしまう。この効果を補正するためのソレノイド電磁石についての検討と設計を行った。その結果、このソレノイドでエミッタンス補償が十分にできることがわかった。

論文

ERL放射光源用DC電子銃に必要とされる高電圧安定度

永井 良治; 羽島 良一; 飯島 北斗; 西森 信行; 沢村 勝; 菊澤 信宏; 峰原 英介

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.676 - 678, 2007/00

原子力機構ではERL放射光源のための電子源としてDC光陰極電子銃の開発を行っている。ERL放射光源用のDC電子銃に必要とされる高電圧の安定度とその実現の方法について検討を行った。現在試験を行っている250kVの電子銃ではLC型フィルタにより変動を抑える方法を試みており、良好な結果が得られている。この結果をもとに500kVの電子銃の設計を行えば比較的コンパクトな電源で十分な安定度が得られることがわかった。

論文

エネルギー回収型リニアックにおけるHOM-BBU閾値電流の評価

永井 良治; 羽島 良一; 沢村 勝; 西森 信行; 飯島 北斗; 菊澤 信宏; 峰原 英介

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.637 - 639, 2007/00

エネルギー回収型リニアック(ERL)はリニアックと蓄積リングの長所を兼ね備え、高輝度・大電流の電子ビームを生成できる加速器として注目されている。ERL特有の問題として超伝導加速空洞においてビームによって励起される高次モード(HOM)によりBBUを起こすことが知られている。ここではシミュレーション・コードによりHOM-BBU閾値電流の評価を行った。この結果通常の構成のERLではERL放射光源の目標とされている100mAは十分達成可能であり、さらに加速減速を2回行う2ループ構成も検討する価値のあることがわかった。

論文

原子力機構におけるERL開発の現状,2007

永井 良治; 羽島 良一; 沢村 勝; 西森 信行; 菊澤 信宏; 飯島 北斗; 峰原 英介

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.16 - 18, 2007/00

原子力機構ERLグループではERL型FELの開発実績をもとにさまざまなERL光量子源の提案とそのための要素技術開発を行ってきている。本発表ではERL光量子源についての提案及びERL要素技術開発などERLグループの研究の現状について報告する。

論文

トムソン散乱におけるレーザー強度依存ドップラー赤方偏移測定計画

西森 信行; 羽島 良一; 神門 正城; Bulanov, S. V.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.580 - 582, 2007/00

波長$$lambda_p$$の1光子が速度$$c beta$$の電子と正面衝突する場合、トムソン散乱波長は$$lambda=lambda_p(1-beta)/(1+beta)$$で与えられる。1光子の代わりに無次元ベクトルポテンシャルa=eA/mcを持つレーザーと電子のトムソン散乱波長は$$lambda=lambda_p(1-beta)(1+a^2/2)/(1+beta)$$で与えられ、レーザー強度に依存したドップラー赤方偏移を起こすことが理論的に知られている。このトムソン散乱におけるドップラー赤方偏移はアンジュレーター放射光で、磁場強度を高くしたときにおこる赤方偏移と非常によく似ている。ところが、トムソン散乱における赤方偏移の実験観測例はなく、このことはアンジュレーター放射光波長をユーザー実験に応じて、容易にシフトできるのと極めて対照的である。本発表では、トムソン散乱におけるレーザー強度依存ドップラー赤方偏移測定の実験計画を提案する。

論文

イオンマイクロサージェリー治療用ペンシルビーム形成システムの検討

荒川 和夫; 及川 将一*; 島田 博文*; 神谷 富裕; 中野 隆史*; 遊佐 顕*; 加藤 弘之*; 佐藤 隆博; 上松 敬; 柏木 啓次; et al.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.279 - 281, 2007/00

サブミリサイズに集束したイオンビームを用い、微小な病変部位を高精度で治療する技術はイオンマイクロサージェリー治療と呼ばれている。本研究では、脳下垂体腫瘍と眼疾患である加齢黄斑変性症を想定症例として、イオンマイクロサージェリー治療用ビーム形成システムを検討した。イオンマイクロサージェリー治療には、ビーム径0.1mmから1.0mmの平行度の高いペンシルビームの形成が要請されている。そこで、ペンシルビーム形成システムとして、ビームのエミッタンスを規定する2組のスリットシステム,エネルギー分析機能を有する2台の45$$^{circ}$$偏向電磁石,3連四重極電磁石等から構成され、アイソセンターにおいて1:1で結像するようなテレスコピックな系を検討した。TRANSPORTコードを用いてイオン光学計算を行い、ペンシルビーム形成に必要な電磁石等の必要数量とその最適配置を求めた。さらに、加齢黄斑変性症に対する照射位置決めシステムを検討するとともに、重イオンビーム照射実験により眼底造影剤からの誘起蛍光画像の観測とスペクトルの計測に成功した。

論文

Low$$beta$$超伝導加速空洞の性能試験

株本 裕史; 竹内 末広; 石崎 暢洋; 松田 誠; 乙川 義憲

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.469 - 471, 2007/00

原子力機構東海タンデム加速器では安定核・短寿命核ビームを発生するJAEA・KEK共同研究施設(TRIAC)の建設を終了し、2004年度からウラン標的による短寿命核の加速を開始した。当初はイオンのエネルギー1.1MeV/uで運転を行うが、将来的にはイオンを超伝導ブースターで再加速しクーロン障壁を越える約5$$sim$$8MeV/uのビームを得る計画を進めている。イオンを超伝導ブースターで効率よく加速するためには1.1MeV/uのビームを2.0MeV/uまで加速する前段加速器が必要である。その候補として低速度重イオンを効率よく加速できるLow$$beta$$超伝導加速空洞(Twin-QWR)の開発を進めており、2005年度にプロトタイプの空洞を製作した。2006年度には空洞の性能試験を行ったのでその結果を報告する。

論文

偏心フルートの高周波特性

沢村 勝; 梅森 健成*; 古屋 貴章*; 坂中 章悟*; 高橋 毅*; 諏訪田 剛*; 阪井 寛志*; 篠江 憲治*

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.472 - 474, 2007/00

高調波モード(HOM)はBeam Breakup(BBU)等を引き起こし、加速電流を制限するなどの弊害をもたらすため、通常HOMカップラーやHOMダンパーで吸収される。このうちHOMダンパーで吸収させる場合、ビームパイプでのHOMの伝播を可能にするため大口径ビームパイプやフルート構造ビームパイプが使用される。しかしどちらとも四重極モードに対してはあまり有効でない。そこで四重極HOMを減衰させるためのものとして「偏心フルート」を提案する。偏心フルートは通常のフルート構造をビームパイプ中心でV字に折り曲げたような構造をしている。このように四重極に対して非対称にすることにより、偏心フルートは四重極モードから双極モードへのモード変換のような働きをする。また曲げ角度を最適化することにより、縮退している2つの四重極モード両方に作用させることができる。本研究会ではこの偏心フルートのさまざまなパラメータの違いによる高周波特性に関してMAFIAによる計算結果とローパワーモデルによる測定結果について報告する。

論文

J-PARCリニアック棟の漏洩電波対策

千代 悦司; 小林 鉄也; 鈴木 浩幸; 山崎 正義; 堀 利彦; Fang, Z.*; 福井 佑治*; 川村 真人*; 山口 誠哉*; 穴見 昌三*

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.519 - 521, 2007/00

J-PARCセンターリニアック棟には、高周波源が24式設置され、これらの機器は電波法で定める高周波利用設備に該当し、設置には総務大臣の許可が必要である。このため、高周波源からの電波漏洩を法規に定める最大許容値以下に抑制しなければならない。高周波源からの電波漏洩箇所は、おもに(a)同軸管接続部,(b)同軸型ダミー負荷,(c)同軸型高調波フィルタ,(d)半導体増幅器からであった。(a)$$sim$$(c)の電波漏洩箇所は、外導体を確実に金属接触化することにより漏洩を低減した。一方、(d)からの電波漏洩を低減することは困難であった。これらの対策を施した結果、敷地境界での漏洩電波強度は、許容値以下であることを確認した。

論文

J-PARC RCS入射部およびダンプラインのモニターシステム

佐藤 健一郎; 廣木 成治; Lee, S.*; 林 直樹; 山本 風海; 平松 成範*; 外山 毅*; 荒川 大*; 五十嵐 前衛*; 佐伯 理生二

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.297 - 299, 2007/00

RCS入射部, H0ダンプラインにはさまざまなビームモニターがインストールされている。入射部のモニターはビーム入射軌道調整に使われる。いうまでもなく、ビームを正確にリング内へ入射することは、リング内のビームロスを減らすために必要不可欠であり、そのためには正確なビームモニターリングが必要である。入射部モニターシステムはRCSの安定運転のために最も重要な機器群の一つであるといえる。H0ビームダンプには入射時に不要となる一部のビームを廃棄する。このビームダンプには4kW以下というビーム電力の制限があり、設置されるモニターには、廃棄ビーム軌道の調整とともにビーム量を正確に監視するという目的がある。本学会では、これらのビームモニターシステムについて概説する。

論文

J-PARCリニアックにおける高周波源運転の現状

山崎 正義; 千代 悦司; 小林 鉄也; 堀 利彦; 鈴木 浩幸; 穴見 昌三*; 川村 真人*; 福井 佑治*; 南茂 今朝雄*; Fang, Z.*; et al.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.516 - 518, 2007/00

大強度陽子加速器施設(J-PARC)のリニアックでは周波数324MHzのMアノード型パルスクライストロンを運転(繰り返し25Hz, RF幅600$$mu$$s)し、ビームコミッショニングが進められている。高周波源は、6台のクライストロン用直流高圧電源,20台の324MHzクライストロン,4台の半導体増幅器で構成され、励振系として24台の低電力RF制御(LLRF)システムがある。これまで高周波源においては、テストスタンドによる各種パラメータの取得,2006年10月よりクライストロン用高圧電源の試験調整,加速空洞のコンディショニングと順次進めてきた。11月からビームコミッショニングが開始され、2007年6月末までに2週間以上の連続運転を8回(2週間7回,3週間1回)実施している。その間の2007年1月にはビームコミッショニングの当初目標であった負水素イオンビームをエネルギー181MeVの加速に成功し、高周波源としてこれらに貢献した。ビームコミッショニング時の高周波源運転状況は、大きな不具合もなくおおむね順調である。本発表では、これまでの高周波源運転の状況及び実施したメンテナンス等について報告する。

論文

J-PARC L3BTのビームコミッショニング

大川 智宏; 池上 雅紀*

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.766 - 768, 2007/00

L3BTは、J-PARCの線形加速器と3GeV RCSを結ぶビーム輸送系である。線形加速器の第I期のビームコミッショニングは、2006年11月から開始されている。第I期のビームコミッショニングでは、0度ダンプと30度ダンプを含むL3BTの約半分しか使用できないが、その範囲内で、マッチング,偏向電磁石の調整,軌道補正等を実施した。ビームコミッショニングの際には、加速器をモデル化するためにTRACE3D, XAL等のシミュレーションコードを使用しているが、これまでのビームコミッショニングで得られた測定結果とシミュレーション結果は、基本的には一致することを確認した。

論文

高電圧端子内重イオン入射装置の開発

松田 誠; 仲野谷 孝充; 沓掛 健一; 花島 進; 竹内 末広

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.736 - 738, 2007/00

原子力機構タンデム加速器では高電圧端子内の入射装置に10GHzの永久磁石型電子サイクロトロン共鳴イオン源(ECRIS)が設置され、イオンビームの強度及びエネルギーの増強が行われている。このイオン源から引き出されるイオンビームを有効に利用するため、高電圧端子の低エネルギー側に設置する新たな入射装置を開発した。この配置では十分な磁場強度と分解能を有する180$$^{circ}$$偏向電磁石をビーム分析に使用するので、質量電荷比の大きなイオンが利用でき、かつ加速管へ入射するビームの精度よい分離が可能である。新入射装置では質量電荷比の大きなXe$$^{7+}$$(A/q$$simeq$$20)イオンなども利用可能になったことで50MeVの低エネルギービームの加速が可能となり、50MeV$$sim$$300MeVの広範なエネルギー領域のビームが利用できる唯一の加速器となった。新たな入射装置の開発とその利用状況について報告する。

論文

J-PARCリニアック高周波源システムの性能

小林 鉄也; 千代 悦司; 堀 利彦; 鈴木 浩幸; 山崎 正義; 穴見 昌三*; Fang, Z.*; 福井 佑治*; 川村 真人*; 道園 真一郎*; et al.

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.510 - 512, 2007/00

J-PARCリニアックでは2006年10月からRFシステムすべての大電力運転が開始され、順調に空洞エージングが進み、2007年1月には目標の181MeV加速に成功した。ビームコミッショニングにおいて、これらRFシステムには大きなトラブルがなく、ほぼ順調に稼働し、要求される安定性を満たすことができた。ビームローディング補償についても、FB制御だけでは補償できないビーム立ち上がりのリップルをFF制御により完全に補償できることができた。その他、実際の運転におけるRF制御の性能について詳細を報告する。

論文

RF feedback systems of the J-PARC LINAC

Fang, Z.*; 穴見 昌三*; 道園 真一郎*; 山口 誠哉*; 小林 鉄也; 鈴木 浩幸

Proceedings of 4th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 32nd Linear Accelerator Meeting in Japan (CD-ROM), p.507 - 509, 2007/00

J-PARCでは2006年10月から181MeV陽子リニアックのビームコミッショニングが開始された。RF電力供給源は4台の半導体アンプと20台のクライストロンで構成される。それぞれのRF源では、加速器電場を振幅,位相それぞれ$$pm$$1%, $$pm$$1度で安定化させるため、cPCI上で動くRFフィードバック制御システムによりRFの制御が行われる。本論文では、RFフィードバック制御システムの性能について詳細を報告する。

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